議会報告

平成18年第2回定例会 (第2号)

39 : 8番(岡本正治君)

◯8番(岡本正治君) 市政会の岡本正治でございます。
 通告書に基づきまして2点質問をさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。



 1つ目でございます。この冬の雪害と今後の林業対策についてということで質問をさせていただきます。


 昨年の12月の降雪は、近年にはなかった多くの被害を及ぼしました。特に当市においては東浦地区、東郷地区の北部、そして愛発地区の刀根、杉箸等においては、植林されて30年から50年を経て成長し、まさに将来その成果が実ろうとしている森林の樹木の多くが雪により上部から裂けるように折れるか、または根こそぎ倒されてしまうという被害を受けたわけでございます。まさに林業を行ってきた人々にとっては数十年の苦労の一部が一瞬で消えてしまったわけでございます。


 皆様も御承知のように、昭和30年代ころからは建築資材等の材木は輸入ものが増加の一途をたどり、材木の価格は低下をし、国内でその原料の杉やヒノキなどの生産を行ってまいった林業生産者にとっては厳しい環境が続いてきております。


 もちろんその間、国も地方自治体も林業の振興のため多くの施策を行ってきたわけですが、なかなかその成果については評価の難しいところでございます。なぜなら、林業ほど時間と労力を必要とする事業はないと考えられるからでもございます。


 まず、杉にしても採算の合う値段で売買されるには約80年近くかかりますし、ヒノキについてはさらに数十年を必要とするわけでございます。まず自分が植林したものを商品として市場に出すことは長期間を要し、100%不可能なことであるわけでございます。


 そのため林業者は数百年前より代々数世代の人々が引き継ぎながら現在に至っているわけですが、この数十年来の林業不況の危機に直面している現在において、さらにこの冬のような数十年に一度の雪害に遭いましては、その程度の大きいところでは山主の植林事業離れがさらに加速されると考えられます。


 そして、そのことが次に波及する現象としまして、森林の崩壊による災害につながらないかという心配が発生してくるわけでございます。すなわち、倒壊した森林は本来ならその所有者の責任で片づけるべきところではございますが、まず保険にでも加入している事業者でなければとてもその費用の捻出は困難ですし、現在では林業の実作業者は減少し、すぐに作業を行うことも物理的に難しいのが現状であると考えられます。


 そのようなことから、今一番心配されることは、倒木等が次の災害を発生させる可能性があるということでもございます。


 また、御存じのように森林は水資源の確保のためにも大変重要な役割を担っております。中でも杉、ヒノキ等の針葉樹林は一年じゅうその地中に水を蓄える能力にすぐれているともお聞きをいたしております。すなわち植林事業は水源の保護のためにも今後も欠かすことのできない事業であると考えられます。


 そこでまず最初にお聞きをいたしたいことは、この冬の市内での雪害の状況はどの程度行政として把握しているのかということでございます。できれば、その中でも特に植林の災害を受けた地域とその被害程度を数量でお答えいただきたいと存じます。


 2番目には、大雪による土砂災害等があったのならその被害状況をお聞きいたしたいと存じます。


 3つ目に、それらに対する現在の対策状況はどのようになっているのかお聞きをいたします。


 次に、2つ目、国道8号バイパス中地区周辺の道路網について御質問を申し上げます。


 現在、中地区周辺にはきらめきスタジアムとリラ・ポートにつながる道路網が複雑に存在をしています。まず、きらめきスタジアムは御存じのとおり用地面積4万5000平方メートル、収容人員1000名、総事業費21億600万円、工事期間平成9年5月から平成12年6月まで4カ年事業で実施され、平成12年6月に供用を開始いたしました。


 この時点で問題となったのは、当時から国道8号バイパスからの進入については中央分離帯により制御され、接続が悪い状況にあったわけであります。すなわちスタジアムの方から福井方面へのバイパスへの乗り入れと、小浜方面からのスタジアムへの進入は簡単にできますが、それぞれの反対の場合を想定しますとどうしても分離帯を外すべきであることも検討されたと聞き及んでいます。しかし道路管理者や警察との協議に時間がかかるため当面、現状で供用開始をし、あわせてその後、道路管理者や警察と協議していく計画であったとも聞き及んでおります。


 また、その後、リラ・ポートが完成をし、北陸自動車道や国道8号を利用して訪ねていただける県外や他の市町からの観光客がリラ・ポートへ行くためのアクセス道路の検討が行われたときも、多分きらめきスタジアム側からバイパスと県道津内櫛林線をつなぐ道路等を検討されたのではないかと考えられます。


 そこで、まずスタジアムの使用の現在の状況ですが、私の見るところ現在では福井県下でも最も優秀なソフトボール球場でもあり、多分全国でもこのような施設はそう多くはないと思います。実際、今までも全国規模はもちろん、県レベルのソフトボール大会も数多く行われてまいりましたし、この7月15、16日には選手だけで1000名という全国規模の大会が行われる予定と聞いております。


 また、リラ・ポートについても最近は市外のお客さんが増加傾向にあると聞いております。


 そして、このスタジアム地点のバイパスの交通状況ですが、1日の自動車類交通量は2万5232台と大変多くて、大型車混入率は33.9%と高い状況にあり、自動車交通事故発生件数はこの平成15年、16年、17年にそれぞれ2件ずつ発生していると聞いております。すなわち道路の現況はスタジアムの場合、上りの大型バスは大きく遠回りをしなければなりませんし、中、高野、泉ヶ丘地区住民は吉河交差点を利用するか中村橋交差点まで回らなければなりません。


 なお、市道坂下11号線、中7号線は既に2車線で改良済みですが、若泉1号線は1車線で栃古川にかかる橋は線型が悪く、大型車は利用できません。その上、バイパスの横断函渠は建築限界が3.0メートルと低く、大型車はこれも通行できない状況にあります。


 このような状況において、供用開始から既に6年を経過しておりますし、非常に不便であると苦情も参っております。そろそろリラ・ポートへのアクセスも含めて改善が必要ではないかと考えます。もちろん財源の関係もあると思いますが、市としてこの対策をどのような方法で年次計画等を立てて実施の準備をしておられるか、市長にお聞きをいたしたいと思います。


 以上、第1回目の質問を終わらせていただきます。

  〔市長 河瀬一治君登壇〕

40 : 市長(河瀬一治君)

◯市長(河瀬一治君) それでは、岡本議員の質問にお答えをしてまいります。


 まず今冬の雪ということで、大変雪が降りました。ただ、積雪量というのはそう過去を見ますと多くなかったんですけれども、雪質が非常に重いということと、ちょうど風の通り道といいますか雪の積もったところに風が吹いたものですから、その重みと揺さぶった形で折れてしまった。私も車で走りますと見事に裂けた木とかが本当にたくさんございまして、これは御指摘のとおり敦賀市の方では東浦、東郷、愛発地区等で多く発生したわけでございます。


 今、林道にかかっております倒木、また土砂崩壊等の被害もございまして、それぞれ地係の皆さん方のお力を賜り、倒木等の整理を今行ってきたところでございます。大変地元の皆さん方には御労苦いただいたわけでありまして、感謝をいたしておるところであります。


 そこで今後の対策でありますけれども、議員からも御指摘ございましたが、個人的な財産であるわけでございますが、景観上の問題もありますし、また折損木整理に要します費用の10%を森林の所有者の御負担をいただきまして、被害に遭われました方々の財政的、労務的な負担軽減を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。


 このため、森林所有者の皆さん方の意向を十分に確認しながら今取り組んでおるわけでございますけれども、なお一層の所有者の皆さん方のお力添えをいただきたい、このように思っております。


 状況等々につきましては、担当の部長の方から細かく説明をさせていただきたいというふうに思います。


 また、林業対策でございます。
 こういうことになり、本当に山へ仕事といいますか、離れてしまうということも十分に考えられるわけでございますし、特に災害であります。議員からも御指摘ございましたけれども、例えば倒木した木が川に入る。それが川をふさいで、そこでまた水害が発生する、また土砂災害も発生をするということで、特にそういうおそれのある河川の部分につきましてはこの4月に県と市で調査を行いました。そこで、笙の川、木の芽川及び五位川の砂防指定区域内の支障となる倒木の撤去作業は県において完了いたしておるところでございます。


 また、木の芽川の下流であります樫曲から獺河内の雑木また倒木につきましても今調査を行っておりまして、降雨増水によっての河川の流水の阻害となりますような雑木また倒木につきましては、河川管理者でございます県におきまして近日中に撤去するということになっておるところでございます。


 そういうことによって、2次災害というとあれですけれども、災害が起こらないように十分対策をとってまいりたい、このように思っておる次第でございます。


 それと、次の国道8号バイパスでございます。きらめきスタジアムからのというのは、行かれた方は皆さん実感としてわかるわけでございまして、確かに大きなバスですと、あれをぐるっとどこか信号のところで回って、そこでUターンしてそこへ入るということであります。ただ、あそこの中央分離帯を取ってということは交通安全上、恐らくあそこで右折が出ますと非常に危ない状況になるということで、それはまず無理であろうなというふうに私ども考えております。


 そこで、じゃどのようにアクセス的にうまくやるかという話も当然考えられるわけでございまして、利用者の利便性を特に考えた場合には新規の進入路を設ける必要があるというふうに私ども認識をいたしておりまして、今、道路管理者であります国土交通省、また公安委員会などと協議を行ってまいりたい、このように考えております。


 また、リラ・ポートへの経路につきましては、現在、8号バイパス吉河交差点から県道津内櫛林線がございます。これはもう改良済みでありますが、それを通って高野6号線、これも改良してございますから、それを経てリラ・ポートにアクセスをいたしておるところでございます。


 そこで、案内表示も非常に大切でありますから、津内櫛林線の一部が未改良になっておるところもございますので、未改良区間を早急に整備をするように、県の方に対しましては今要望をしているところでもございます。


 やはり将来的にはインターチェンジ、そして8号バイパスからの中心市街地へアクセスするネットワークが必要かなというふうに考えておりますし、駅東地区といいますか、その総合的な基盤整備も必要であるというふうに認識をいたしておるところでございます。


 私の方からは以上であります。また部長の方からも答弁があるというふうに思います。

41 : 産業経済部長(木村 学君)

◯産業経済部長(木村 学君) それでは、私から2点お答えさせていただきます。


 まず、被害を受けた地域とその被害の程度についてでございますが、東浦地区の被害面積が約18ヘクタールでございます。東郷地区が9ヘクタール、愛発、沓見地区が約3ヘクタール、合計の被害面積が約30ヘクタールという状況でございます。また、被害額につきましては概算で約5000万円、これらの被害木の整理に要する費用といたしまして約3500万円ということで概算を見ております。


 次に、土砂災害等の被害状況につきましてでございますが、林道唐子線ほか4路線において土砂等の崩壊がございます。また、この崩壊防止工事につきまして今議会に補正予算をお願いいたしております。
 よろしくお願いをいたしたいと思います。

42 : 8番(岡本正治君)

◯8番(岡本正治君) 大変適切な御答弁をいただきましてありがとうございます。


 そこで、もう少し、林業対策含めて少し御質問をさせていただきたいと存じます。


 先ほどから市長の答弁にもございましたが、事業者の負担を一部していただけるということは大変ありがたいことでございまして、ことしの災害、本当にある意味では、遠くから見ますと景観的に多少マッチ棒みたいな白いのがあちこちに見えるという程度のことでございますが、近くへ行きますと、まさに私の一抱えあるぐらいのやつが相当倒れております。これは非常に大変私ども林業を多少行っておる者にとっては本当に?然とするような状況でございます。そういうことで、この対策につきましてはひとつよろしくお願いしたいと思いますが。


 実は先般、今月の7日でございますが、福井市の自治会館におきまして福井県の森林活性化議員連盟、それから福井県森林組合連合会、そして福井県木材組合連合会の3団体が合同で森林・林業・木材産業活性化大会というのを開催いたしました。私も出席をさせていただきましたが、その中で、今年度の取り組みといたしまして、適正な森林整備の推進と新たな財源の確保、そして県産材の利用促進のための施策の充実の2項目が決議をされました。


 そこで、新たな財源として既に他の18県で導入をされております森林環境税の創設を求めていくということが含まれたわけでございまして、そういう中で当市の現状を振り返ってみますと、市行造林が約860ヘクタール、そして国等の造林が1900ヘクタール、それから民間造林が約770ヘクタール、約全部で3500ヘクタールほどあり、全市の森林面積は約1万9000ヘクタールという状況になっておりまして、人口林はその中の18%ほど実はあるわけでございます。


 そういうことで、今一番問題になっておりますのは先ほどの民間の部分で、それが約770ヘクタールあるわけでございまして、今回被害額が約30ヘクタールですから、5%ほどが被害に遭ったというような状況になっております。


 そこで、県の大会でもやはり民間の生産、特に個人や生産森林組合の造林が今一番問題になっておると。極端に言いますと、今まで大変個人も林業者、生産組合も金をかけてきましたけれども、これを商品にして実際市場に出せるかどうかというのが非常に今はもう現実には出しても金にならない。実際、出すだけでも精いっぱいというような状況になっておりまして、このままではこの森林を維持することができないだろうと。


 そこで今、敦賀市もいろいろ、もちろんこの間の当市政会の平川会長がこのことについては十分御質問を申し上げまして、市長もその答弁の中で、地球温暖化防止また多面的な公益的、有益的な機能を森は備えており、森林の持つ自然の力というものに対し、私ども大切にしていかなればならないと。また、今後新しい森林整備計画を策定して保育事業等を進めていき、森林の間伐施業によります樹木の育成、または土砂災害等の傾斜地の崩壊等の防止に努めてまいりたい。また、混成林も必要と考えているということでお答えをいただいておりまして、17年度は5569万2000円、それから18年度は3831万2000円が市行造林保育事業費として予算計上をいただいておるわけですが、今、そういう冬等の災害も含めまして、なかなかこれだけでは財源としても不十分ではないかと考えられるのが私どもも思うところでございます。


 ですから、今後それらの事業を行っていくためにも、先ほど県の大会でも決議されました森林環境税というのを、前回、平川議員も御提案申し上げましたが、その創設がやはり今後必要なのではないだろうかということをひとつ私どもとして御提案していきたいなというふうに思うところでございます。


 このことについて、今後、多分これは市町村独自ではなかなか難しい問題ではございますが、県とも協議していただきながら進めていっていただきたいなというのが希望でもございますので、どうかその点につきましてひとつ御質問をさせていただきたいなというふうに思うわけでございます。お聞きをいたしておきます。


 それから、バイパスのスタジアムの前の部分、それからリラ・ポートへのアクセスにつきまして市長もお答えいただきまして、駅東の開発を含めて今後対応してまいるということでございますが、当面、私として一つ御提案をいたしておきたいのは、分離帯を外すというのは非常に難しいことでもありますが、このことを踏まえて、ちょうどきらめきの前が中地区の今の津内櫛林線に並行してバイパスが走っております。


 だからあそこを、一つ御提案したいのは、交差点を設けたらどうかなと。今、バイパスは吉河の交差点しか近くにはないわけです。吉河交差点しか。だから、あそこのスタジアム前を交差点にしまして、ちょうど今の津内櫛林線につながるように、例えばあの横に栃古川が流れておりますから、バイパスから栃古川に橋をかけるかして今の津内櫛林線につながるように、ひとつその辺の交差点をつくったらどうかなと。そうしますと、中と吉河に入る部分は、逆にインターの方から来ますと非常に鋭角になっておりますので、そのことも解消されるのではないかなというふうに思います。そのことをひとつ御検討いただけたらありがたいと思いますので、御質問をさせていただきます。


 この2点、ひとつお答えをいただきたいなと思います。

43 : 市長(河瀬一治君

◯市長(河瀬一治君) まず森林環境税ということで、6日にございました森林・林業・木材産業活性化大会ということでお話が出たことは承知をいたしております。


 やはりこの環境税というのは森林を守るという観点、要するに保全をするというさまざまに係る事業に負担をしようということでありまして、適切な税かなというふうに私どもも考えております。


 今後、都道府県単位もしくは河川流域単位で議論になるというふうに考えられるわけでありますけれども、県内でもいろいろと議論もされるというふうに存じます。これはしっかり注視をしていきたいなというふうに思っております。


 じゃこの敦賀で導入をということになりますと、御承知のように敦賀区域内というのは分水嶺内でありますので、例えば先例的に導入しておりますのはもう議員御承知の愛知県の豊田市がやっておりますし、また岐阜県の恵那市等もやっております。そういう点ではちょっと状況が異なるところもあるわけでございます。


 しかし、議員からもお話ございましたけれども材木の価格の低迷でありますとか林業、働いておる皆さん方の高齢化等々については本当にこれも大変でありますし、農業ですとある程度機械化でカバーできるんですが、林業になりますと機械化がなかなかできない。将来的にそういうロボットが、今はロボットがかなり研究されておりますので、そういうものが進み、ある程度そういう部分を補うことができればいいでしょうけれども、恐らく相当高価なものにしばらくはなりましょうから、そうなるとやはり今は人の手でやっていかなくてはならん。しかし、非常に高齢化も進んで大変だということでありまして。


 しかし、林業は非常に環境を保全する、災害を防ぐということでは大事なものでございますので、今後とも敦賀市での導入ということにつきましては研究をさせていただきたい、このように思っておるところでございます。


 また、8号バイパスでありますけれども交差点ということで、これは道路管理者もおりますし、また交差点協議になりますとこれは議員御承知のように公安委員会との協議も必要でございます。それと、交差点をやることによってのいろいろなシミュレーションというのがございまして、それもやらなくてはならんということでございますから、それも含めて道路管理者初め地元の声として上げていきたいなというふうに思っておる次第でありますし、また私ども敦賀市としても図面なり、まず机上でいろいろ研究、シミュレーションも描きながら、いい交差点ができることを期待して努力したいなというふうに思います。

44 : 8番(岡本正治君)

◯8番(岡本正治君) 今のバイパスの件につきましても、今後御検討いただけましたら大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 先ほど来、森林環境税につきまして御検討いただくということで、非常に私どもも期待をいたしておりますが、一つちょっと御紹介をいたしたいと思います。


 今、市長のおっしゃられた豊田市とかあちらの方は市単位でやっておられますが、大体ほかのところは県単位で、県と市町村が一緒になってやっておるというのが現状でございます。


 そこで、私どもちょっと、こういうのも一ついいかなと思ったんですけれども、高知県の例でございます。高知県は個人、法人県民税として均等割りで年間500円の超過課税を設けておるんですね。その中で市町村、県の役割、これをきちっと分けてあるわけです。


 例えば取り組み方法というのは、大体5年間ぐらいをかけて多面的な森林の機能を発揮できる多様で健全な森林づくりという、こういう目的でございまして、一つは方法としては、例えば森林を多目的な機能の発揮できる、要するにゾーンに分けると。大体3つぐらいに分けておるんですね。


 一つは、例えば自然環境利用林と水土保全林、要するに森林生産のできる森林ゾーン。そして、それが要するに水資源などをいわば確保できるための保全林も含めて。それからもう一つは、水土保全林。これは完全に人工林と強制的に間伐を進めて、要するに以前市長もちょっとおっしゃられたけれども、針葉樹と広葉樹の混成林にするという。強制的にそういうのにしてしまうというゾーン。それから県民と人との共生林。要するに森林と人との共生林。県民が楽しめるような場所を提供するような森林。この3つに分けて、これを県は財政的な支援、それからPR。市町村はそのゾーニングの実施と周知、それからゾーニングに基づいた森林の施業管理と指導。こういう役割ですね。それから民間の林業者は、ゾーニングといいますがそれに対する協力と適正な施業管理の実施ということを目的に役割を分担しておるわけです。


 そういうことで、これはなかなか市町村単位では非常に難しい問題ですので、県、市、町、我々ですと市、町ですね。やはり協調してこの辺のことを進めていくのが私は適当かなというふうに考えるわけでございます。


 そして、今の目標値として高知県では5年間で7万5ヘクタールの間伐、それから災害を受けた産地等は5年以内で復旧を県と市町村が連携して行うという、こういうことをうたっております。


 これは一つの例でございますが、こういうことも参考にしていただきながら、県ともいろいろ御協議をいただいて、今後、一つの今の森林環境税等を進めるための手段として考えていただきたいなというふうに思う次第でございます。


 これは要望としておきます。


 それから、先ほどちょっと市長からも答弁をいただきました河川の問題です。木の芽川とか五位川につきましては倒木等の撤去も行われたと聞いておりますが、これから木の芽川の、今のキンキクリーンから上の部分ですね。非常にことしもこの4月ごろから気になっておりまして、今はちょっと見ても樹木が非常に多くなったので見にくいんですが、私ちょうど4月ごろ、まだ緑の少ないときに見て回ったんですが、ちょうど10メーター近くの河川の中にある、河川の中で育った木です。その樹木が倒れておるんです、根こそぎ。川の中で育ったものだから根が余り深くないんです。そういうのがことしの雪で結構倒れていまして、こういうのが下流に流れたらこれは大変だなというふうに私も思っておったわけでございまして、このことにつきましても対応していただくということでよろしくお願いしたいと思います。


 もう1点、小河川がございます。小河の集落からずっと下流に、国道8号に向けて流れておるんですが、この川も私もちょっと見させていただいたら大変樹木が多いんです。これは河川改良もせないかんとも思いますが、ともかく民有地と公共用地の境もあんまりわからんようなところもございますので、境界の確認だけでも大変だと思いますが、あそこもことしの雪で相当樹木等の被害があって、そういうことで河川に影響もあると思いますし、今後一番、やっぱりそういう意味では危惧する場所でもございますので、早急にひとつ県とも協議いただきまして対応していただきたいというふうに思います。


 このことを含めまして、要望としておきたいと思います。


 以上、終わります。