議会報告

平成15年第3回定例会 (第2号)

55 : 8番(岡本正治君)

市政会の岡本でございます。

まずもって、このたび、さきの統一地方選挙におきまして市民の多くの信任を得られました、そして3期目を迎えられた市長にお祝いと、また今後ともその巨体でますます市政に御健闘いただくようにお願いを申し上げます。

また、私も初めて敦賀市議会議員の選挙に立候補いたしまして、ここに議員として立たせていただくことになりました。このことは大変多くの市民の皆様のおかげでもあると同時に、また、この選挙にとうとい1票を投じていただいた方々におこたえをしなければならないと大きな責任も感ずるところでございます。

また、今回の選挙を通じまして多くの市民の皆様のお声をちょうだいいたしました。このことは大変意義のあることだったと感じますとともに、また、そのことをこのような形で代弁をし訴えてまいらなければならないと信じております。

初めてでもあり、未熟なところはお許しをいただきながら、発言通告書に沿って質問をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。

それでは最初に、大阪ガスの用地のことにつきましてお話をさせていただきます。

大阪ガス株式会社の所有する樫曲地区中池見における用地の問題につき御質問をいたしたいと存じます。

この土地につきましては、平成4年l2月に当敦賀市議会におきまして誘致決議がなされ、その後、当該事業者である大阪ガス株式会社により平成8年5月に福井県、敦賀市の両者に対しまして環境影響評価書が提出される運びとなりました。その間、同時に用地の買収が進められていましたが、時を同じくして中池見湿地ナチュラルトラスト運動等が始まりまして、また用地も一部虫食い状態も発生し、そして未買収地権者数名との話し合いも進展することもないまま、事業者によりまして環境保全エリアの整備工事の着工に入ったわけでございます。

そして、用地の買収につきましては平成10年から市当局の大変な御努力によりまして未買収地権者と大阪ガスとの話し合いが辛抱強く行われ、少しずつお互いの理解も深まってまいったものと思われ、やっと平成14年3月にはこの問題にも明るい展開が見えてまいったとき、まさにその時突然、事業主体である大阪ガス株式会社がLNG基地の計画中止を表明いたしました。

平成4年から平成14年のこの10年間、地権者約100名の方々にとってはそれぞれにいろいろな思いがあったと思われます。もちろん用地の提供に対しましてはそれなりの代価は地権者に支払われたわけですが、地権者の方々にとっては先祖代々数百年にわたり大切な生活を支えてきた土地であったわけでございます。

確かにここ半世紀ぐらい前からは農村の生活体系も変化をし、専業農家が減少してまいったわけですが、それまではこの中池見の農地は新田開発をされて以来300年近く樫曲地区の経済の基盤であり、まさにそこに生活する人々の糧であったわけでございます。

そして、近年の農業政策や圃場整備のおくれもあり、中池見も休耕田が多くなっていったのも事実でございますが、地権者にとっては数世代にわたり管理をしてきた土地を手放すことに対しましてはそれぞれにつらい思いをされた方々も多くあったと思われます。

当初、この大阪ガスLNG基地建設計画の土地所有者説明会が平成5年3月7日、平安閣で開催されました。そのとき当時の高木市長初め敦賀市幹部の方々も出席の中で、事業者である大阪ガスからは、この基地建設の基本理念が発表されました。それは、敦賀市の発展に寄与する、地域の皆様から喜ばれる基地づくり、事故、災害を起こさない、自然との調和、周辺との景観との調和、地域の経済に貢献する、そして地域とのコミュニケーションが図れる基地づくり等々でございました。

これらのことを地権者の多くの方々が理解をしながら、今日まで事業者や土地買収のあっせんに入った敦賀市に協力をしてまいりました。しかし、このLNG基地の計画が中止となった今、たとえ土地の所有権は変わったとはいえ、樫曲地区にこの土地は存在をし、またこれからもそこに生活する人々とともに共存していかなければなりませんし、事業者や敦賀市、そして土地を取得するために地権者に対して約束した基本理念等については責任を持つべきであると思います。

基地の計画を理解し、そして協力をしてまいった地域の人々にとって、この計画が地域の発展に寄与するという思いが強かっただけに、現在の思いは非常に複雑なわけでございます。このまま、ただこの土地を放置されるようなことになるのではないかという不安もあると思われます。また、地域の方々と自然保護団体の方々とのコミュニケーションも少ないのが現状ではないかと思われます。

いずれにいたしましても、各方面の方々がこれだけの時間とエネルギー、そして資金を投入してまいったわけですので、この土地の有効利用を図っていく必要があるのではないかと考えます。例えば湿地帯の部分は自然保護団体や地元と十分協議をし自然と調和のとれた利用方法を、それ以外は基本理念に基づき地域の振興に寄与する利用方法を考えるべきであり、そして、この土地が有効利用できるめどが立つまでは事業者が責任を持って管理を続けていただくべきであると考えますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと存じます。

続きまして、今まで各議員の方々からも御質問がございまして重複する部分もあるかと思いますが、民間最終処分場の件についてお尋ねをいたします。

私も、この民間最終処分場のある樫曲地区で生まれ、そして育った者の一人でもあり、民間最終処分場のできたときから今日までの経過につきましても、地区の住民として多少なりとも知識は持っているつもりであります。

当初からのいろんな事情についても他の市民の方々よりは知っておりますが、今さらそれらのことを申し上げても時間も足りませんので、現状からの問題点や将来のよりよい解決策を目標としたことを主体に質問させていただきます。

さて、6月10日の市議会全員協議会室で行われた福井県福祉環境部による民間廃棄物最終処分場問題にかかわる説明会のことに触れますが、私も初めてあのような説明を聞いて正直驚きました。

第一印象としては、この程度の調査しかしていないのかということと、この程度の調査で結論を出そうとしている姿勢に対し非常にびっくりいたしました。確かに覆土工事や浸出水の処理をいっていることは多少の評価を与えたいと思いますが、福井県福祉環境部の方が言われていましたこの問題に対する早期解決策は市民の不安を解消することであるという発言には、まさに驚愕を覚えました。なぜなら、この程度の調査だけでは余計に不安にならざるを得ないからであります。

そして、さらに驚いたことは、ことしの10月以降のこと、すなわち現在の調査結果が出るまではもちろん、その後については今のところ何も話せないとのことでございました。このことは、福井県の立場としては全くこの件に対する危機管理についての意識がないのに等しいものと感じざるを得ませんでした。

それでは、その理由につきまして申し上げたいと存じますが、1番目の理由は、地下水の調査についてでございます。確かにこの場所の基盤岩は泥岩でもあり、安定性は高いと言えますが、以前の資料によりますと断層裂か層があることが証明されており、基盤岩の下の地下水の流れに漏水が浸出する可能性は十分にあると考えられます。

2番目としては、普通に考えても浸出水は以前にあった沢に沿いやすいことが前例として他の処理施設でもよくあるわけでございますが、旧の沢のあった場所からは浸出水の回収がされていないことでございます。

3番目として、トレーサー試験が十分でないこと思います。トレーサー試験は360度やるべきではないかと思います。特に疑わしい北陸トンネル付近のトレーサー試験はもっと詳しくやるべきであると考えております。

すなわち専門的知識のない私でさえ以上のような疑問を持つわけでございます。言いかえれば、福井県の取り組みはなるべく詳しく調査することを避けているようにさえ思われます。我々敦賀市民にとっては、木の芽水系の地下水系に汚水が漏水し、それが敦賀市の木の芽川水系全域を汚染されていないかということを一番心配しているわけであります。この市民の不安を解消するには、この地下水の流れを究明することが最も重要であると考えます。しかし、現在の福井県の調査方法は、もし地下水に漏水した場合は調査井戸でわかるからそれで十分だと考えられているようですが、それでは確実に手おくれになってしまいます。もう既に現在の観測井戸で漏水らしきものが確認されていますし、その漏水をとめる手段は廃棄物を完全徹去する以外にないと言う方々もおられますが、今でさえ不可能なことがすぐにできるはずはありません。たとえできたとしても相当な時間がかかるはずでございます。

しかし、汚水は待ってはくれません。垂れ流しとなっているはずでございます。まさにこのことは敦賀市にとっては相当ハイレベルの危機管理が迫っているということです。そのためには、まず予防措置として今すぐにでも最終処分場の地下水系と木の芽川の地下水系を綿密に調査し直すことと、漏水の調査を徹底することを福井県に要求すべきであると思いますが、敦賀市としても市民の生命を守る見地から専門的に当面の対策、中期的対策、そして長期的な対策を立ててすぐに実行するべきであると思いますが、このことについて市長のお考えをお聞きいたしたいと存じます。

以上、一般質問を終わらせていただきます。

  〔市長 河瀬一治君登壇〕

56 : 市長(河瀬一治君)

それでは、岡本議員の質問にお答えをしてまいります。

まず、大阪ガスの用地について、岡本議員は地元の御出身ということで、過去のいろんな経緯も存じておるわけでありますし、これは後ほどの最終処分場問題も同じであります。

特に、大阪ガスの樫曲地区及び金ケ崎にも関連するわけでございますけれどもLNG基地、御指摘のとおり平成4年に誘致がされて以来、環境アセスメントの手続、また環境保全エリアの整備、港湾埋立工事等が進められてきたわけでございますけれども、平成11年9月に今後の経済成長の厳しい見通し、また省エネルギー化の進展等によりまして、将来のガス需要の見通しを下方修正いたしまして、操業開始時期を10年程度延期ということで最初表明がされたわけでございます。しかし、さらに平成14年4月、昨年の4月には受託加工契約終了等の理由がございまして、基地計画が中止になったところでございまして、これは議員各位、皆さん方御承知のとおりでございます。

特に基地計画の中止決定につきましては、事業の公益性、また地域の振興のため先祖伝来の貴重な土地を提供いただきました地権者の皆様を初め市民の皆さんとともにこの計画を推進してきました敦賀市にとりましても、産業経済の振興、活性化、雇用の創出、大きな期待をしておりましただけに、まことに遺憾でありまして、また残念でならないところでございます。

市といたしましては、大阪ガスの基地計画中止決定を受けまして、市議会での全員協議会、また地元等での説明会を通じまして、関係者初め市民の皆様の御意見をお聞きし、昨年5月、大阪ガスに対しまして基地計画にかわる取得用地利用計画を示すことを柱といたします6項目につきまして申し入れを行いました。これまで誠意をもって対応していただいておるわけでありますが、御質問に関します取得用地の利用計画につきましては、現時点におきましては見出し得ないと聞いております。極めて厳しい状況であるというふうに認識をいたしております。

今後とも土地を提供いただきました皆様方の御意向も十分に踏まえまして、市議会初め広く市民の皆さん方の御意見をお聞きして最良の活用策を見出すべく、今、事業者、これは土地所有者の大阪ガスが土地を持っておるわけでございますけれども、協議をしてまいりたいというふうに思っております。

そういう中で、中池見、大変すばらしい湿地であるということで、保存をしながら、そのすばらしいところを逆に活用して、それをまちづくりに生かす、またそこの地域の発展に生かすというのも私、非常に重要だと自分自身も考えておりまして、その方向性につきましてもあわせて大阪ガスさんとも十分相談をしていきたい。

特に、私も何度も申し上げておりますけれども、大阪ガスさんのひとつ、あそこはエネルギー関連企業ですばらしい企業でございます。その企業のイメージアップとしてあそこを大切に保存して全国、うまく湿地としての認定を受けられますと世界じゅうにあの場所を大阪ガスさんとしての立場で保存しているということのPR、また多くの人が訪れていただける地域づくりにも十分可能であるというふうに私は考えておりますので、そういうことも含めまして地元の皆さん方とともにすばらしいものにしていきたい、このように思っておる次第でございます。

次に、民間最終処分場問題でございます。議員の方からは、県の対応に対しますそれではいかん、もっともっと厳しくということでございまして、私どももできる限り、理想をいいますと私は本当にいい方法がありますと撤去してもらうのが一番理想だというふうに思っておりますけれども、なかなか現時点の中で持っていき先もない、莫大なお金もかかるという中では、当面、緊急的な対策として覆土をする、また護岸の工事を行っていく。

しかし議員の方からは、下の岩盤の様相の中で地下の方に汚水がという御指摘でございますが、私ども地下水も調べておりますけれども、恐らくああいうごみが搬出されましてから十数年、20年以上たっておりまして、そういうことが仮に当初から起こっておりますれば、とっくの昔に地下水の方に大きな影響が出ておることも考えられますし、ある程度の量でしたらそれが抑えられておったけれども、基準の10倍以上のごみが搬入されておりますから、その例えば重量によって下のところが破れ、それが影響しておるかどうか。その点もやはり十分に解明をしなくちゃならんということでございます。

そういう点で、水質検査の結果、10月をめどに取りまとめられるということでありますので、仮に地下水に非常に影響があるということになれば、私はまた新たな方策を県は責任を持って対応していただくべきだというふうに考えておるわけであります。何としてでも、やはりこの水を守っていくということには、要するに撤去できれば撤去が一番いいんですが、そんな短期間にあれを魔法のように消せるわけがございませんので、現実問題としてできる限りの対応をして守っていくべき、このように今考えておる次第でございます。

やはりしっかりとした調査を行うことは非常に大切でございますので、私どもも独自で調査を行っておりますが、10月の結果をいろいろ見ながら、また再度どのような形をとっていくかということも十分検証をしなくてはならんなというふうに思っている次第でございます。

また、中長期的な対策等でございますけれども、いろいろ細かい項目もございますので、また担当部長の方から答弁をいたします。

57 : 市民生活部長(窪 博司君)

それでは、まず第1に、水環境の調査は何をやっているかということでございますけれども、県におきましては木の芽川と家庭井戸、それにつきましては環境項目31項目、それから電気伝導度、それからダイオキシン類の調査を行っております。それから市におきましては、木の芽川で環境基準項目31項目、それからダイオキシン類、ビスフェノールAの調査を行っております。それから観測井戸と家庭井戸、それから上水道井戸につきましては、水道法で定められております46項目、それから電気伝導度、ダイオキシン類、ビスフェノールAの調査を行っているところでございます。

今後、中長期的な見通しですけれども、先ほど市長からも答弁がありましたとおり、県の技術検討委員会の検証結果におきまして、どういうふうにやっていくかということを最善の方法につきまして専門家などとも相談いたしまして対応いたしたいと思っております。以上でございます。よろしくお願いいたします。

58 : 8番(岡本正治君)

大変今御丁寧に市長さん、それからまた担当部長さんから御回答いただきまして、ありがとうございます。

今もう1点、再質問をさせていただきますが、今の大阪ガスにつきましては、実は私も今市長さんのおっしゃるようにいろいろ代替案等、存じてはおるわけでございますが、今現状はどうなっておるかというのを私も時々、毎月ぐらい見にいくわけでございますけれども、環境保全エリア、これは今大阪ガスさんと、それから地元の以前からあの地区で農業を営んでおられる方々、その方のお手伝いによりまして非常にいい環境で維持されております。これは私も大変ある意味で喜んでおります。

ただ、それ以外の湿地帯がございます。字でいいますとあの入り口ですね。池見口から中池見へ入る江尻という字のその中間がありますが、このあたりは以前の状態が非常に悪くなっておりまして、これは自然の保護にちょっと難しいかなというふうにも思います。それから、入り口から右の方に入りまして奥の方は、もうそろそろ外来種が相当、雑草が生えております。そういうことで非常に環境が悪くなっておりますし、中の方へ行きますと、もうそろそろ樹木が生えております。

そういう中で、あそこをそのままにしておくと、今のちょうど池河内の湿地帯がございますが、それに近いような状態になってしまいます。そういう予想がされますので、多分、私は四、五年たつと江尻の一部ぐらいは今の環境保護団体の方々もいろいろやっていただいておりますので多少、環境が維持できるかもしれませんが、ほとんど他の湿地帯はその用をなさないんじゃないかなというふうに思います。

そういうことを含めて、早急に本当にあの地区の自然の保護をするとなれば、やはり早急な対策を立てなければいかんと思いますが、その前に私ちょっと一つ保護団体の方々にもお願いをしたいんですが、保護団体の方々と地元住民の方々の余りコミュニケーションがないわけです。

例えばあの地区は、やはり樫曲地区の中にあって、しかもそこに住む地域の住民の方々と一緒にそこに存在するわけでございます。そういう中で、例えばあそこの基地をつくるにしても開発するにしても、自然保護として、ある意味でさっき市長さんおっしゃられたように敦賀の観光として使うとしても、やはりいわばあそこにかかわる今の事業主体の大阪ガスさん、それから地元、そして今の保護団体の方々、それら皆さんがある程度コミュニケーションを図り、調整をとりながらそのことに当たっていかないと、何をするにしても私は長続きしないと思いますし、やはりそのことを行政も調整というとあれかもしれませんが、そういう関係する三者の方々の調和を図るということも行政の仕事ではないかなというふうに思います。

でないと、今のところ一番問題は、地域の方々と自然保護団体の方々の相互理解が欠けているというのが私一番今後にとって大きな問題になるんじゃないかなというふうに思いますので、そのことを踏まえて今後ひとつ対応していただきたいというふうに思います。

それから、今の民間処分場の件でございますが、実は私も久々に1週間ほど前、あそこの川へ入ってみました。ちょうど私ら小さいとき、よう遊んだものですから、今でもよく覚えておるんですが、ちょっと言葉、我々の小さいときはあそこは1号マンポというのがありまして、手前の方を1号マンポ、奥の方を2号マンポと。マンポというのはトンネルということでございますけれども、あのあたりは非常に魚が多かったんです。特に我々小さいときは、アユも多くおりましたし、たまにマスも上がってまいりました。

そういう非常にいいところでございまして、私もそれを思い出しながらこの間歩いてみたんですが、ちょうど一番西側に旧の沢があったんです。そこは昔の樫曲の簡易水道の水源なんです。その沢のところへ行ってみましたら、まだ旧の水道のパイプもございまして、私も見ておりましたが、そこから湧水が出ていました。川の水かなと思ったら、やっぱり違うんですね。山の方から差してきている水がありまして、一番私そこで心配になったのが、前の資料を見ますと、例えば堰堤の安定性につきましては、大規模な地震については一部で小規模な地滑り程度の可能性があるということではございましたが、もし大雨が降ったらどうなるかというその想定をされておるのかというのが一つ心配でございます。まして今現在、その沢から湧水が出ているということは、そこに地下水の道ができているというふうに考えられますので。特に雨水の多く降った場合にその辺がどうなるのか。ちょっと私心配をしております。

まして、あそこはちょうどボーリング調査をしていないところなんです。だからそれも踏まえて、これからその辺の調査もひとつしていただきたい。というのは、堰堤がもし少しでも、本当は少しでもあそこが崩れますと川がせきとめられます。そうすると多分、川が一時的なダム状態になります。それが鉄砲水になります。そうすると、下流の多分樫曲、深山寺地区は逆にいえば水害に遭う可能性があるんです。だから、その辺も含めて厳重な調査をいただきたいというふうに思います。

以上で再質問を終わらせていただきます。

59 : 市長(河瀬一治君)

まず、大阪ガスの用地でありまして、議員から御指摘のとおりであるというふうに思います。やはり昔からそこに住んでいらっしゃる樫曲の皆さん、そして今現在土地を持っておられます大阪ガスさん、そして、昔からあそこを何とか保護しようということで頑張っておられました自然保護団体の皆さん方。当時は推進をしよう、一つは守れということで、どうしても意見がかみ合わなかったという経緯がございますので、そのあたりはなかなかいっときに打ち解けるということは難しいわけでありますが、恐らく今、樫曲地区の皆さん方におかれましても、ガス基地、当然、地域の活性化になることになれば一番いいけれども、今のこの状況の中で、そういういいものであるということで世界的にも認められるようなところになれば、そういうものを活用していくことについては恐らくそう強い反対は私は出ないんじゃないかなと。そうなりますと、残そうということで意見は一致を見るというふうに私は思いますので。市の方で、またそういう調整役とまではまいりませんけれども、先ほど言いましたように土地提供者の皆さん方の意向も聞きたい。そして当然、議会の皆さん方、また広く市民の皆さん方ということで、そういう中に自然保護団体の皆さんも十分入っていただいた形で最良の活用の方策を見出そうということで、大阪ガスさんも含めて協議できる場づくりをしていきたいと思っておりますので、また御支援のほどよろしくお願い申し上げます。

また、最終処分場でありまして、議員は昔からそこに住んでおられた、よく川の様子等も御存じだということで、特に護岸の工事は終わったけれども、いろいろ大雨に対する議論もなされて、ある程度の耐震の問題等々も議論されてきておりましたので。雨がばっと降ったからすぐ砕けるというようなものの私は設計にはなっておらんというふうに思いますが、そのあたりの確認と、また新たに漏れてきておるところ。実は、護岸100mしかやっておりません。これは県の説明でお聞き取りになっていただいたとおりであります。その100mのところにいろんな地下の道があって集まってきておるので、そこを水をまたくみ上げて処理をしてということでありますが、あれだけの長さがある中で、あの中だけで本当に落ちつくのかなという心配もございますし、これは今、水質検査の調査の中でも恐らくいろんな形が10月をめどにあらわれてくるというふうに思いますので、そうなれば、やはりもう少し護岸的なことをふやすところが必要であれば、水を守る方向の中では十分行っていかなくてはならんというふうに思いますし、その方法等も、これはやはり専門家のいろんな意見も大事でございますので、専門家とも十分相談をして対応していきたいなというふうに思っておる次第であります。

60 : 8番(岡本正治君)

今市長さんからまた御回答いただきました。ありがとうございます。

とにかく、やはり安全が第1番でございますので、どうかひとつ安全を十分に配慮いただきまして、今後とも民間処分場につきましては配慮いただきたいというふうに思いますし、一つだけ、本当にできるだけ綿密な調査と、まして地下水に関しましては本当に今の調査井戸が適当かどうかということも踏まえて、もう一度地下水のシミュレーション等もお願いをできれば一番ありがたいと思いますし、今後とも市としても県の技術検討委員会だけに頼るのではなくて、市独自にその辺のこともいろいろ専門的なことを判断する材料にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げまして、終わらせていただきます。